2023年度の第72回朝日広告賞の贈呈式が10日、東京・築地の浜離宮朝日ホールで開かれた。計4組が最高賞を受賞した。

 「一般公募」では、新聞広告の部で、大塚製薬の課題で制作した佐々木裕史さん、武田亜輝子さん、近藤拓海さんの作品が最高賞に選ばれた。高校生の横顔に、「まだ、練習中なだけ。」のコピーというシンプルながら力強い構成が高く評価された。

 デジタル連携の部では、岩波書店の課題による岩田奎さん、浦野夏実さん、福田篤史さん、大森廉さんの作品が最高賞を受けた。スマートフォンをかざすと、仏教辞典の中の言葉がラップのように再生される仕組みだ。

 朝日新聞に掲載された広告の広告主が応募する「広告主参加」では、新聞広告の部で、母の日、父の日を前に「ちびまる子ちゃん」のキャラクターを起用したユニクロの作品が最高賞に。

 デジタル連携の部は、紙面を切り取ってスマートフォンと組み合わせることでランタンが作れる仕掛けを取り入れた味の素の作品が最高賞に選ばれた。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。