古代出雲の歴史ロマンに思いを馳せます。
40年前の7月12日、出雲市の荒神谷遺跡で大量の銅剣が発見されました。
この節目の年に出雲市の古代出雲歴史博物館では銅剣発見の謎に迫る企画展が開催されています。

今から40年前の1984年。
出雲市斐川町の静かな谷間で歴史を揺るがす大発見が。

当時の専門家:
「今まで全国で銅剣がざっと300本ほど出てるわけですが、今回この斐川町の荒神谷遺からそれを上回る大量の銅剣が出たということで注目されている」

田んぼのあぜ道で一片の土器が見つかったことをきっかけに始まった発掘調査で、山の斜面から358本もの銅剣が発掘されました。
当時、日本全国で出土した銅剣の総数が約300本。
この1カ所だけでそれを上回ったのです。

さらに翌年には銅鐸6個、銅矛16本が出土。
驚愕のニュースが全国を駆け巡りました。

この歴史的大発見から40年を迎えた2024年、出雲市の古代出雲歴史博物館では企画展が開催されています。

村上遥アナウンサー:
「国宝にも指定されている銅剣は発掘から40周年を迎えます。それにあわせて発掘された弥生時代の生活の謎に迫る企画展が開かれています」

12日から始まった企画展「荒神谷発見!出雲の弥生文化」。
弥生時代の人々が農業や狩猟で使ったとされる道具や、まつりの道具として使用した青銅器などを展示しています。

古代出雲歴史博物館・東森晋さん:
「弥生人の暮らしが想像出来るような、暮らしに使われた道具や弥生時代の人が食べた動物の骨も展示しています」

最新の発掘調査の結果を元に弥生時代の人々の暮らしにスポットを当てながら、青銅器を大量に埋めた出雲の弥生文化の謎に迫ります。

この企画展は出雲市の古代出雲歴史博物館で9月8日まで開かれています。

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