エンディングで、写真に納まる(左から)三拍子、マシンガンズ、にぼしいわし=東京都渋谷区の「ユーロライブ」で2024年7月11日午後9時10分、前田梨里子撮影
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 毎日新聞デジタルで連載中の「お笑いの向こう側」。1周年を記念するライブが11日、東京都渋谷区の「ユーロライブ」で行われた。連載に登場した芸歴27年目の「マシンガンズ」、24年目の「三拍子」、12年目の「にぼしいわし」の3組のコンビが出演。会場の観客、オンライン配信視聴者、合わせて約400人が、漫才や出演者全員が参加する企画を楽しんだ。

 アーカイブ購入はこちらから 28日まで視聴可能

 ネタを披露する各コンビの持ち時間は10分。「三拍子」はいつもの型を崩した予想外の展開に。「にぼしいわし」は楽屋の他2組の様子をつかみに取り込んだ。「マシンガンズ」は持ちネタとアドリブを織り交ぜた自在の舞台。全コンビが持ち時間を超える熱のこもった漫才となり、ここでしか見られないネタが繰り広げられた。

 取材を元にした企画「お笑いの向こう側ランキング」では、順位を予想しながら、インタビュー内容や写真に合わせて連載を振り返った。未使用の写真で大喜利をする流れも生まれ、6人の応酬が続いた。

 観客、配信視聴者が「記者」となり質問する企画では、「ネタ作りで譲れない美学は何か」という記者顔負けの質問が出された。「三拍子」高倉陵さんは「久保(孝真さん)がなんとかしてくれるから、久保もどうにもできないことはやらない」。「マシンガンズ」の2人は「声を大きく、スピードを速く」。「にぼしいわし」いわしさんは「にぼしが面白くなるようなことしか作らない」と回答。コンビ愛も垣間見える回答に、壇上のトークも盛り上がった。

 終演後には、楽屋で「ミニ反省会」を開催。配信中のアーカイブ動画でも特典として視聴できる。視聴は28日まで可能。

【前田梨里子】

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