12日、長野県松本市で「信州まつもと大歌舞伎」が開幕しました。3年ぶりとなる今回は中村勘九郎さんと2人の息子、そして七之助さんが迫力ある古典とユーモアあふれる新作で観客を魅了しました。

3年ぶり開催の「信州まつもと大歌舞伎」。前半は古典の2作品。このうち、「流星」で織姫と彦星を演じるのは、中村勘太郎さんと長三郎さん兄弟。

そこに現れる「流れ星」役は2人の父・勘九郎さんで、雷夫婦の喧嘩を踊りで報告します。勘九郎さんは一人5役を見事に演じました。

後半は落語を基にした新作歌舞伎で、七之助さんが女性の貧乏神をコミカルに演じます。勘九郎さんも貧乏神役で笑いを誘いました。

奇抜な演出でも客席を沸かせた中村屋一門。今年は故・中村勘三郎さんの13回忌にあたり、14日には松本城で「偲ぶ会」も開催されます。

上田市から:
「一族で出てこられて、もう圧巻でした」

松本市民:
「(来てくれて)うれしいです。これからもぜひお願いしたい」

「信州まつもと大歌舞伎」は、15日までまつもと市民芸術館で行われます。

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