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<王室メンバーがセレブと交流したり、セレブのような振る舞いをすることに対しては議論されてきた。キャサリン妃はレッドカーペットを歩いてはいけない?>
1月に腹部手術を受けて休養を発表したキャサリン妃について、3月に入ってから健康状態や居場所、そして一家の生活についてさまざまな憶測や陰謀論、そして批判が飛び交った。
これらの報道に対して、キャサリン妃はセレブではなく、王族らしく振る舞うことが期待されているとイギリスの司会者シャロン・オズボーンは指摘。
「王族は自国のために働いています。それが彼らの仕事です。毎週レッドカーペットの上を歩いたり、ハリウッドの有名人と一緒に写真に映るような二流セレブとは違います。そういう世界ではなく、自国に奉仕する世界にいるのです」
王室とセレブの関係はイギリスでも長年議論されており、王室メンバーがセレブと交流したり、セレブのような振る舞いをすることに対しては時に批判されてきた。では、キャサリン妃はレッドカーペットを歩いてはいけない?
■キャサリン妃は「セレブ」なのか?...アメリカ人が理解できない「王室」の意味...この写真の記事に戻る
◇ ◇ ◇2011年 ハリウッドで「英国アカデミー映画賞レセプション」
POOL New-REUTERS2011年4月に結婚したキャサリン妃は、同年7月に初めてカナダを訪問。夫妻はカリフォルニアに立ち寄り、ハリウッドで英国アカデミー映画賞(BAFTA)レセプションを含むチャリティーイベントに参加した。
その前年2010年からウィリアム王子(当時)が英国映画テレビ芸術アカデミーの会長を務めているため、英国アカデミー映画賞(BAFTA)は公務の一環。
レセプションで着用したのは、自身のウェディングドレスも担当したサラ・バートンによる「アレキサンダー・マックイーン」のギリシャ風ドレープのイブニングドレスでレッドカーペットに相応しい魅力を放った。
ちなみにこのドレスは10年後の2021年の「アースショット賞」授賞式でも着用されている。
【関連写真】2021年、「アースショット賞」の授賞式
2017年 英国アカデミー賞授賞式
Toby Melville-REUTERS2017年、ロイヤル・アルバート・ホールのレッドカーペットにビオラ・デイビス、エイミー・アダムス、エマ・ストーンなどのスターが集まる中、キャサリン妃は花柄プリントでボディ部分がスリムなスリップショルダーと段切り替えのギャザーが特徴的な「アレキサンダー・マックイーン」のジャガードドレスで登場。
その年の秋コレクションのカスタムで、キャサリン妃のドレスはスリップショルダーに変更された、ネックラインを特徴としたものだった。
その装いに合わせて髪を結い上げて大きなイヤリングと、エリザベス女王から貸与されたブレスレットを身にまとった。そのブレスレットは、1947年にエリザベス女王が夫フィリップ殿下から結婚祝いに贈られたものであった。
【写真】アレキサンダー・マックイーンが大好きなキャサリン妃
2018年 英国アカデミー賞授賞式
POOL New-REUTERS2018年、第3子を妊娠中だったキャサリン妃は「ジェニー・パッカム」によるウエストラインが特徴的なダークグリーンのイブニングドレスにダイヤモンドとエメラルドのジュエリーを合わせて、英国アカデミー賞のレッドカーペットに登場。
この年、#MeToo運動の支持と連帯を示すため多くの女性出席者が黒を着用する中、キャサリン妃もやや幅広めの黒いベルトを着用。しかし、キャサリン妃がこの運動を明確に支持していないとして、一部の批評家から批判を受けた。
2019年 英国アカデミー賞授賞式
Henry Nicholls-REUTERS2019年の英国アカデミー賞授賞式では、サラ・バートンによる「アレキサンダー・マックイーン」の白いシルクシフォンの非対称のイブニングドレスに、かつてダイアナ妃が所有していた真珠とダイヤモンドのイヤリングを合わせたキャサリン妃。
このドレスはその後、2022年11月に南アフリカ共和国のシリル・ラマポーザ大統領を歓迎してバッキンガム宮殿で行われた国家晩餐会でも着用した。
2020年 英国アカデミー賞授賞式
Henry Nicholls-REUTERS2020年の英国アカデミー賞授賞式では、2012年のマレーシア訪問の際に着用した、金で刺繍された「アレキサンダー・マックイーン」による白いイブニングドレスを着用。刺繍はマレーシアの国花であるハイビスカスがモチーフとなっている。
マレーシアの国花であるハイビスカスの花が金糸で刺繍されているエレガントなドレスの袖口を2012年着用時から少しリメイクし、「ジミー チュウ」のパンプスと「アニヤ・ハインドマーチ」のハンドバッグといったゴールドのアクセサリーでまとめた。
装いを引き立てていたのは、義母であるカミラ夫人(当時)のお気に入りである「ヴァン クリーフ&アーペル」の「スウィート アルハンブラ」のコレクションであった。
【写真】アレキサンダー・マックイーンが大好きなキャサリン妃
2021年9月 映画『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』プレミア
POOL New-REUTERSキャサリン妃が最も注目を集めたレッドカーペットファッションは、ロンドンで行われた「007」のプレミアで着用した、肩から胸元に落ちるスパンコールの刺繍が施されたマントが特徴的かつ煌びやかなゴールドのイブニングドレス姿であろう。
イギリス人デザイナー「ジェニー・パッカム」による、肩から胸元に落ちるスパンコールの刺繍が施されたマントが特徴的な、きらびやかなゴールドのイブニングドレスは「ボンドガールドレス」と呼ばれている。
2022年5月 『トップガン:マーヴェリック』プレミア
POOL New-REUTERS2022年5月に行われた 『トップガン:マーヴェリック』のプレミアでは「ローラン・ムレ(Roland Mouret)」のドレスを着用した。
2023年 英国アカデミー賞授賞式
POOL New-REUTERS2023年2月、3年ぶりに英国アカデミー賞のレッドカーペットに戻ってきたキャサリン妃は、かつて着用した「アレキサンダー・マックイーン」のイブニングドレスを改良して再び着用。
クラシックなドレスに合わせたのは際立つ黒のオペラグローブと「ジミー チュウ」の黒のクラッチバッグ、そして「アクアズーラ」のパンプスを合わせた。また、大ぶりのゴールドイヤリングはZARAの30ドルと、前衛的なスタイリングを披露。
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2023年5月 ユーロビジョン
A #Eurovision surprise
— The Prince and Princess of Wales (@KensingtonRoyal) May 13, 2023
A pleasure to join Kalush Orchestra in a special performance of last year's winning @eurovision entry.
Enjoy the show, Liverpool pic.twitter.com/y4WDuWvOvb
2023年5月にリバプールで開催された「ユーロビジョン」の決勝戦では、「ジェニー・パッカム」による青のアシンメトリーのイブニングドレスを着用したキャサリン妃がサプライズでビデオ出演した。
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