将棋の第72期王座戦(日本経済新聞社主催)の挑戦者決定戦が22日、東京・将棋会館で指され、永瀬拓矢九段(31)が羽生善治九段(53)に勝ち、藤井聡太王座(22)への挑戦権を獲得した。永瀬九段は昨年の王座戦でタイトルを失冠し、藤井王座の八冠独占を許した。永瀬九段にとって王座返り咲きを狙うリターンマッチとなる。五番勝負の第1局は9月4日。

 タイトル獲得数99期の羽生九段は、2023年の王将戦七番勝負以来のタイトル挑戦をめざしたが、タイトル100期に向けた挑戦はならなかった。

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