静岡の夏の風物詩・安倍川花火大会が7月20日に行われ、2023年を上回る約57万人が訪れました。
2024年はバスの運転手を確保できずシャトルバスの運行は中止されましたが、混乱はなかったのでしょうか?
静岡の夏本番を告げる安倍川花火大会。戦没者の慰霊と戦後の復興を祈って1953年に始まりました。
71回目を迎える2024年は計1万5000発の花火が静岡の夜空を彩りました。
ディズニーのドローンショーで幕開け
花火大会のオープニングを飾ったのは2023年に続きディズニーのドローンショーです。
1500機のドローンによって描かれたディズニーの夢の世界。
来場者:
すごいよかったです。知ってるディズニーのキャラクターが出てきて感動しました
来場者:
いろんな演出がたくさんあってかっこよくてかわいかったです
来場者:
楽しかった(Q.どんなところが?)ラプンツェルが楽しかった
花火大会を盛り上げるディズニーからの贈り物はドローンショーだけではありません。
伊藤渚紗 記者:
こちらディズニーの人気キャラクター・ダッフィーのバスですが、ダッフィーと同じモフモフの触り心地でとても可愛いです
花火大会の会場近くにある小学校の校庭に現れたのはダッフィーバス。
全国6カ所をめぐるこのバスですが、実はダッフィーのぬいぐるみと同じ素材でできています。
東京から来た男性:
ダッフィーが好きでリュックまで作るくらい大好きなんで。妻が好きなので妻に喜んでもらいたいと思って作ったんです。ポイントは電光掲示板がちゃんと再現されてるところです
お母さんと女の子:
かわいかった。かわいかったね
徒歩や自転車などで会場へ
2024年の花火大会は例年と違い市中心部と会場を結ぶシャトルバスの運行がありません。
菱川拓斗 記者:
シャトルバスの運行が無くなり駅から歩く人の姿が多く見られます
運転手を確保できず運行しなかったシャトルバス。
2023年は約1万3000人が利用しましたが、大会本部は徒歩や自転車での来場を呼びかけました。
タクシーを利用した女性:
暑くて大変だったのでタクシーで来ました。ちょっと遠いので困りました
歩いて来たカップルの男性:
駅から歩いてきました。めちゃめちゃ暑かったです。途中で冷たいもの買ったりしてなんとか暑さをしのぎながら来ました。バスがあったらやっぱり助かりますね
多くの人が利用したのが借りることできる電動自転車「パルクル」。パルクルをはじめ自転車の利用者も多くみられました。
菱川拓斗 記者:
こちら会場近くで臨時に設けられた駐輪場ですが、多くの自転車でいっぱいとなっています
自転車で来場した人:
家から会場までが遠かったので。徒歩だと40分くらいかかるので自転車を借りようと思いました。すごい便利でいいサービスだなと
送迎のタクシーや車による混雑が心配されていましたが、目立った渋滞は発生せず、警察によりますと大会を通じて交通の混乱はありませんでした。
しかし、注意すべきは危険な暑さでした。
大会当日(20日)の静岡市の最高気温は38.9℃。大会本部はたびたび熱中症への注意を呼びかけていました。
菱川拓斗 記者:
熱中症の搬送でしょうか、救急車がいま現場に到着しています
静岡市消防局によりますと花火大会の会場では5人が搬送され、このうち2人は熱中症の疑いがありました。
来場者も運営側も満足
夜空に輝く大輪の花。大会本部によりますと2023年を約2万人上回る57万人が会場を訪れました。
来場者:
最高でしたね。宇都宮から来てるんですけど、すごかったです。来てよかったと思います
来場者:
全体的に規模が大きくてすごい感動しました
来場者:
もう最高の思い出ですね
安倍川花火大会本部・原田正男 会長:
本当に素晴らしい花火大会になった。天候にも恵まれた。感謝、感謝です。(シャトルバスの運行中止について)報道でいろいろ告知されていて、皆さんも理解してくれたと思う。駅からずっと見てきたが、スムーズな歩行がされていると思った。2024年以上にいい花火を2025年もやってもらいたいなと
シャトルバスの運行中止に踏み切った2024年の安倍川花火大会。
熱中症対策も求められましたが、大勢の人を魅了する花火大会となりました。
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