倉敷を舞台にした映画「蔵のある街」の撮影が7月22日、倉敷美観地区などで始まりました。この映画で地元出身のフィギュアスケーター高橋大輔さんが俳優デビュー、撮影現場を取材しました。

22日の撮影初日。倉敷の街並みが見渡せる阿知神社でロケが始まり、ネクストブレイクの俳優として注目されるダブル主演の山時聡真さんと中島瑠菜さんらが撮影に臨みました。

この映画は、高校生が「倉敷美観地区で花火をあげる」という約束を果そうと奮闘するストーリーです。地元の有志で作る実行委員会がふるさとの魅力を全国に発信しようと企画したもので橋爪功さんらベテラン俳優も出演し、注目を集めています。

(中島瑠菜さん)
「誰かの助けを借りながら生きていけば上手くいくのではないかとかそういう思いを伝えられたら。(倉敷の)街並みは昔ながらな感じがして落ち着くし安心感がある」

フィギュアスケーターの高橋大輔さんも映画初出演、大原美術館の学芸員を演じます。喫茶店などで行われたきのうのロケでは真剣な面持ちで撮影に臨んでいました。

脚本・監督を務めるのは山田洋次監督のもとで助監督などを務めた倉敷市出身の平松恵美子さんです。映画にはふるさとに恩返しがしたいという思いが込められています。

(平松恵美子さん)
「街の姿や街に暮らす人々を生き生きと映すことが第一。単なる観光地の絵葉書のようにではなく、そこに息づく人々がいるんだということ。人も含めて魅力的な街だというふうに描きたい。」

映画「蔵のある街」は3週間にわたって倉敷市内で撮影が行われ、2025年夏の公開が予定されています。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。