岡山県北で開かれる大型のアートイベント、「森の芸術祭晴れの国・岡山」の開幕まで間もなく2カ月。イベントに協力するJR西日本岡山支社の林秀樹支社長が、7月25日、期待感を語りました。

(JR西日本岡山支社 林秀樹支社長)
「地域をしっかりと発信していくということに関して様々な関係者が協力して手を取り合ってやっていこうということでいうとなかなかない企画だと思う」

林支社長は会見で期待感を語りました。このイベントは、津山市など県北12の市町村を舞台に9月28日から約2ヶ月開催されます。

JR西日本では、開催に合わせて観光列車を運行するほか、観光ツアーができる商品を開発していて、イベントの盛り上げに力を入れています。

【解説】「森の芸術祭晴れの国・岡山」って?
ここで「森の芸術祭晴れの国・岡山」の内容をみていきます。岡山県北では初めてとなる大型のアートイベントで、県北で昔から培われ守られてきた歴史や自然の魅力を発信します。2024年9月28日から11月24日の日程で開かれ、津山市や新見市など県北12の市町村が舞台となります。

会場は大きく6つのエリアに分かれます。例えば津山市では、大名庭園の衆楽園や町家などを使って歴史とアートの融合を楽しめます。また、新見市では鍾乳洞の満奇洞や井倉洞などで鏡野町では奥津渓などで自然とアートの融合を楽しめるようになっています。

現時点で13の国や地域から40人が参加予定です。中には俳優の森山未來さん、写真家の蜷川実花さんなどみなさんよく知っている人もいます。全体のディレクターは金沢21世紀美術館館長の長谷川祐子さんが務めます。

味覚でも楽しむことができます。会場では開催地の特産を使ったスイーツなども提供されます。岡山、香川では2010年から3年に1度開かれる瀬戸内国際芸術祭や岡山芸術交流に続く、大型アートイベントです。

森の芸術祭でアートのイメージがさらに定着すれば、2025年の瀬戸芸や岡山、香川の観光に大きな弾みとなるのは間違いありません。

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