真宗大谷派の本山・東本願寺(京都市下京区)で4日、僧侶になるための得度式(とくどしき)があった。同派では、宗祖の親鸞(しんらん)が得度したとされる9歳から僧侶になれる。全国から集まった夏休み中の子どもらが、髪をそって式に臨んだ。

 この日は9歳の小学生28人を含む79人が白い浄衣(じょうえ)姿で参加。同派トップの大谷暢裕(ちょうゆう)門首から頭にカミソリをあてられる「剃刀(ていとう)の儀」を受けた後、僧侶が身に着ける「墨袈裟(すみげさ)」と法名を授かった。岐阜県高山市の小学4年、小谷秀恵(しゅうえ)さん(9)は式を前に「やさしいお坊さんになりたい」と語った。(西崎啓太朗)

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