8月28日の王位戦に勝ち、永世王位の資格を獲得した将棋の藤井聡太七冠が29日会見し、喜びを語りました。

 史上最年少で「永世王位」の資格を得た藤井七冠は、7月の棋聖に続いて2つ目の永世称号の獲得となり、羽生善治九段の持つ最年少記録・24歳9カ月を更新し、22歳1カ月で永世二冠となりました。

藤井聡太七冠:
「何とか結果を出すことができて、今回永世王位の称号を得られたことは非常にうれしく思っています」 

 藤井七冠が初めて王位を獲得したのは2020年、18歳の時です。

 永世王位の資格を得るには王位のタイトル5連覇か通算10期が必要となりますが、藤井七冠は防衛を重ね、2024年の王位戦は渡辺明九段と対局しました。

 七番勝負を3勝1敗、防衛に王手をかけて臨んだ28日の対局で、藤井七冠は97手で勝ち、5連覇を果たしました。

 一夜明けた29日、会見に臨んだ藤井七冠は、早くも次の対局を見据えていました。

藤井聡太七冠:
「序盤で後れを取らないようにすることが必要になるかなと。時間配分というところも意識しながら指せればと思っています」

 最年少で2つ目の永世称号を獲得した藤井七冠、9月4日には王座の防衛戦が始まります。

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