鴨川と四条大橋=京都市東山区で2024年4月14日午後6時20分、佐藤賢二郎撮影

 <短歌>伊藤一彦選

エノコログサの種ほろほろとこぼれ落つ優しく接したつもりだったのに

 横浜市 谷口菜月

特徴的な顔が、土堤に生えるネコジャラシ(エノコログサ)とともに西日を浴びて浮かび上がる=千葉県の手賀沼付近で2020年12月26日午後3時34分、橋本利昭撮影

 <俳句>片山由美子選

次の橋くぐれば海へ涼み船

 和歌山 神野一馬

 エノコログサは道ばたや公園など身近な場所で見かけるイネ科の野草。谷口さんはふわふわしたその花穂が落ちる様子を歌によみました。神野さんの俳句は納涼船が川をくだっていく夏の風景が浮かび上がります。「次の橋」の表現が効いています。

そのほかの特選はこちらから
今週の選歌 今週の選俳

ウェブから投稿

 歌壇 俳壇

はがきでの投稿規定

 はがき1枚に選者を指定し、未発表の自作を2首・2句まで。住所、氏名、年齢、職業、電話番号を明記し、宛先は〒100-8051(住所不要)毎日新聞学芸部、短歌は「毎日歌壇」、俳句は「毎日俳壇」、○○先生(希望選者名)係へ。

そのほかの俳句コンテンツ

季節折々の句を紹介「季語刻々」

英語で楽しもう「Haiku in English」

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。