舞台「球体の球体」舞台挨拶&プレスコールが行われ、俳優の新原泰佑さん、前原瑞樹さん、相島一之さん、ダンスパフォーマンスグループs**t kingzのメンバーの小栗基裕さん、脚本・演出・美術を担当した池田亮さんが登壇しました。
本作は2023年度岸田國士戯曲賞を受賞した池田亮さんが脚本・演出・美術を担当し、「ガチャガチャ」をモチーフに芸術作品を創作するアーティスト "本島幸司" の数奇な半生を描いた舞台。
今回舞台初主演となる新原さんは今回の役柄について”(今回)当て書きのようなもので今回この作品が作られているのもあって、非常に僕の日々思う気持ちなどがスッと言葉に乗っているような瞬間が多々あります”と語り、今日にいたるまで”自分と本島が一緒に2人が歩いているような感じで稽古してきました”と振り返りました。
また、独裁国家のトップ(大統領)という難しい役柄を演じた小栗さんは”役をいただいた時は独裁国家というものも含めて全く想像がつかなくて、台本を読むとますます予測がつかなくて、池田さんの演出が加わって、もっとわからない人間になってきました”と苦労を語りました。そして稽古をしていきながら、”わからなさが魅力なのかな”と感じ、”自分も自分自身の事もわかっているようでわかっていないということが今回の稽古を通してわかりました。”と吹っ切れたような笑顔を見せました。
また、今回の舞台セットでは、新原さん演じる現代アーティスト・本島幸司が作り上げた赤い塔のモニュメント作品が中央にそびえたち、そのモニュメントの周りで4人の演技が繰り広げられます。
開場すると、観客は一度舞台に上がり、モニュメントを間近に見てから自分の席に着くといった、まるで自分も舞台の中の世界に訪れたかのような仕掛けがあり、より一層物語に引き込む工夫がなされています。
【担当:芸能情報ステーション】
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