島根県隠岐の島町で14日から15日かけて、伝統の隠岐古典相撲大会が開かれました。出場した約200人の力士による夜を徹した取組みに、土俵は拍手と歓声に包まれました。
9月14日の夕方から始まった、隠岐古典相撲大会。江戸時代に始まったとされ、島内で祝い事が会った際に開催されてきました。12年ぶりの開催となった今回は、4町村が合併して隠岐の島町となり20周年を迎えたのを祝うものです。
町役場の駐車場に設けられた土俵には、この日のために稽古を積んできた町内外の10代から60代の「力士」約200人が上がり、夜を徹して熱戦を繰り広げました。
隠岐古典相撲の取組みは2番勝負で、島内で遺恨を残さないようにするため、先に勝った方が次の取組みで勝ちを譲ることから「人情相撲」とも呼ばれています。
そして15日の正午ごろまで続いた熱気あふれる勝負に、島の内外から訪れた観客が大きな拍手と歓声を送っていました。
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