ケイティ・ペリー(4月25日、ビバリーヒルズ) Michael Mattes-Shutterstock
<VMAのレッドカーペットに婚約者のオーランド・ブルームと登場したケイティ・ペリー。カメラに向かって猛アピールしたのは、腰に貼った読み取り可能なQRコードのタトゥーシールだった>
米ニューヨークで9月11日に開催された米音楽専門局MTVが主催するミュージックビデオの祭典「Video Music Awards(VMA)」でビデオ・ヴァンガード賞を受賞したケイティ・ペリーが、腰に謎のQRコードのタトゥーシールを貼ってレッドカーペットに登場。その意味を解明しようと、読み取りを試みるファンが続出してネットを盛り上げた。
【写真】【動画】大胆に露出したドレス姿で「QRコード」をしきりに強調、ステージでは踊りが「女性同士の性行為のよう」と物議
過去にはビヨンセやマドンナらそうそうたる顔ぶれが受賞している革新的な作品を作ったアーティストに贈られるビデオ・ヴァンガード賞に輝いたケイティは、腹部を大胆に露出するボロボロ感が印象的なワンショルダーのブラトップとロングスカートを纏い、2019年に婚約した俳優オーランド・ブルームと仲良くレッドカーペットを歩いた。
ウェットヘアでずぶ濡れ感を醸して視線を釘付けしたケイティは、腰に手を当てるバックポーズでローライズのスカートからのぞく腰に刻まれたQRコードをカメラに猛アピール。単なるボディメイクではなく、読み取り可能な本物のQRコードだったようで、誘導されたファンが実際に読み取ってみると9月20日にリリースされる新アルバム「143」の予約サイトがあらわれる仕掛けになっていた。
腰を使った大胆なプロモーションに、ネットでは「面白い」「天才」との声があった一方、「単なる広告じゃん」「くだらない」と落胆したファンも多かった。
女性同士の性行為を彷彿とさせるシーンも
自らのボディでアルバムを宣伝したケイティは、その後のステージでは圧巻の宙づりパフォーマンスで歴代のヒット曲メドレーを披露し、テイラー・スウィフトがノリノリで踊る様子がキャッチされるなど会場を盛り上げた。
一方で「143」に収録されているラッパーのドーチとコラボレーションした楽曲「I'M HIS, HE'S MINE」では、女性同士のセックス行為を彷彿させる動きが物議を醸し、セクシーすぎると視聴者を困惑させる場面もあった。
さらに激しいパフォーマンスを終えたケイティは、プレゼンターを務めたオーランドからトロフィーを受け取ると、開口一番「生理の初日にこのパフォーマンスを全部やりきったのよ。信じられる?」と激白。2人は壇上で情熱的なキスも披露し、VMAの話題を独占した。
[筆者]
千歳香奈子
北海道・札幌市出身。1992年に渡米し、カリフォルニア州サンタモニカ大学で写真を学ぶ。96年アトランタ五輪の取材アシスタントとして日刊スポーツ新聞社アトランタ支局に勤務。ロサンゼルス支局、東京本社勤務を経て99年よりロサンゼルスを拠点にハリウッドスターら著名人へのインタビューや映画、エンターテイメント情報等を取材、執筆している。日刊スポーツ新聞のサイトにてハリウッド情報や西海岸のトレンドを発信するコラムも寄稿中。著書に『ハリウッド・セレブ』(学研新書)。
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