【東京】沖縄の伝統工芸をPRする「沖縄工芸フェア」(主催・沖縄工芸ふれあい広場実行委員会、県)が21日、東京・銀座の時事通信ホールで開幕した。16の産地組合が出展。首里織などの染め織物、焼物、三線といった多彩な工芸品の魅力を伝えた。23日まで。

 各ブースで、来場者が工芸品を手に取り、品定めをしていた=写真。紅型、琉球漆器の螺鈿(らでん)、ウージ染めなどの体験コーナーも充実。壺屋焼や宮古上布の実演にも人だかりができるなど、にぎわった。

 県ものづくり振興課の末吉洋祐主査は「来場者は増加傾向にあり、年々認知度は高まっている」と説明。昨年は2千人が来場したといい、最大の消費地である東京で、沖縄の伝統工芸品を売り込む考えだ。(東京報道部・照屋剛志)

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