沖縄県八重瀬町志多伯集落の守り神、獅子加那志(シーシガナシ)(神獅子)を祝い祭る13年忌豊年祭が17日、6年ぶりに同集落で開かれた。区民約130人が参加した道ズネーに始まり、舞台が設置された志多伯馬場では琉球舞踊や棒術、狂言、組踊などの芸能がきらびやかに披露された。300年以上続く志多伯の豊年祭は1、3、7、13、25、33の各年忌で開催し、次回は12年後。祭りでしか見られない神獅子の舞を一目見ようと、台風14号が接近する悪天候の中にもかかわらず、多くの来場者が訪れた。夜遅くまでにぎわった豊年祭の様子を写真で紹介する。(写真部・金城拓、南部報道部・新崎哲史)

区民に囲まれ集落を練り歩く志多伯の獅子加那志=17日、八重瀬町志多伯 すがすがしい踊りを舞う女性たち 災害時の救助活動の動作を取り入れた若手演者の汗水節 集落の守り神・獅子加那志が、道ズネーで体を揺らしながら歩き、邪気を払う 組踊「忠臣身替の巻」の終盤で八重瀬按司(左)を討ち取る玉村の若按司 迫力ある棒術を披露する男性

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