ピースの又吉直樹さんが「TikTok Creator Summit Japan 2024」に登壇し、「惹きつけられるショートドラマ」について、「日常で忘れがちな小さな愛」をテーマに縦型ショートドラマを作り続けるクリエイター集団「ごっこ倶楽部」と、トークセッションを行いました。
又吉さんはファンを引き付ける為に気をつけていることについて聞かれると、“自分が読者として見ていて好きな作品の共通点には「共感できるポイントがあるかどうか」だけでなく、「発見があるかどうか」です” と語りました。
次いで“「すごい分かるわ」という共感だけでなく「言われてみれば自分もそんな風に考えたことがあるかも」という、「ちょっと刺激的な共感」プラス「そういう考え方があるんだな」という発見、それが作品に入っていると「この物語。自分好き」と思ってきたんです”と明かしました。
又吉さんは“自分ができているか分からないけど、自身の作品もなっているといいなと思っています”と振り返り、物語作りの秘訣を明かしました。
又吉さんは導入部分の作りについて、物語の鍵が冒頭2、3秒にあるショートドラマと、小説では真逆のときもあるかもしれないとしながら、読者が“買ったけどおもんなかったな”と、なりにくい仕組みを冒頭に作っておくことが大事という事を強調。“「合う、合わない」を一番最初に「だまさないということ」を意識してます”と語りました。
つまりそれは、“読者が立ち読みして「面白くないな」と、本を手に取らないことは両者にとって幸運なこと” と、又吉さんは丁寧に説明。”僕一人が全ての小説を作れるとは思っていない。色んな小説家が色んなタイプの小説を書いている。今、僕が書いた導入部分と合わなかったら他の物を読んでもらって、タイミングが合うときに僕の作品を読んでもらえたら良いなと思います”と、「誠実」で「丁寧」なモノづくりへの大切さを説きました。
【担当:芸能情報ステーション】
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