毎日新聞社とスポーツニッポン新聞社は30日、将棋の第73期ALSOK杯王将戦七番勝負を制した藤井聡太王将(22)の直筆署名入りの電照布2枚のオークション売上金から、手数料や製作実費を差し引いた58万2025円を日本将棋連盟に寄付した。東京と大阪の新将棋会館建設プロジェクト支援に充てられる。
電照布はペットボトルをリサイクルした布製で、裏側からLED照明を当てると絵柄が浮き上がる。5月に東京都文京区の東京ドームホテルで行われた王将就位式で飾られた。青色と桃色の各1枚に藤井王将が会場で署名を入れ、7月8日からYahoo!オークションに出品。それぞれ51万1000円、20万1000円で落札された。
2023年の名人戦七番勝負では、渡辺明名人(40)と挑戦者の藤井王将(肩書はいずれも当時)両者のサイン入り電照布2枚がオークションに出品された。合計落札額110万9000円から実費を差し引いた約100万円が将棋連盟に寄付されている。【丸山進】
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