奈良の世界遺産・正倉院で、1年に1度、宝庫の扉の封印を解く「開封の儀」。

2日午前10時に始まり、天皇陛下の使いである勅使たちが、手と口を水で清めたあと「西宝庫」に向かい、1年間閉じられていた宝庫の封印を解きました。

西宝庫をはじめ、正倉院には、聖武天皇の遺品やシルクロードから伝わった工芸品など、およそ9000件の宝物が納められています。

再び扉を閉めるまでの2カ月間で、宝物の点検や手入れが行われる予定です。

また、宝庫の開封に合わせて、およそ60件の宝物が、「正倉院展」で一般に公開されます。

「正倉院展」は、10月26日から11月11日まで、奈良国立博物館で開かれます。

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