戦国武将が手にした名刀の数々を展示する名古屋刀剣博物館「名古屋刀剣ワールド」が5月1日、名古屋市中区栄にオープンする。オンラインゲーム「刀剣乱舞」をきっかけに若い刀剣ファンが増え、インバウンド需要も見込めることから、東海地方の新たな観光スポットになりそうだ。
博物館は東建コーポレーション(本社・名古屋市)が社会貢献活動の一環として設立。国宝や重要文化財を含む約550振りの刀剣を所蔵し、うち200振りと甲冑(かっちゅう)50領、火縄銃・古式西洋銃250丁、浮世絵などを常時展示する。展示フロアの他、庭園や学習室、カフェなどもある。
開館記念特別展では、豊臣秀頼から織田信長の弟・織田有楽斎が拝領、愛蔵したとされる国宝「短刀 銘 来国光」を公開する。
刀の重さを体験できるコーナーや、かぶとや陣羽織を身につけ写真撮影できるスポットもある。同館の島崎綾子学芸員は「愛好家はもちろん、初心者も楽しめる仕掛けを凝らしたので、自分の興味のある品を見つけてほしい」と話している。【太田敦子】
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