長崎市出身の歌手、福山雅治さんが13日夜、同市内でライブを行い、日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)のノーベル平和賞受賞が決まったことについて、「大きな意味があると思う。平和に対する思いが一歩前進した」と語り、被爆クスノキを題材にした楽曲「クスノキ」を歌った。

 14日に開業する施設「長崎スタジアムシティ」のこけら落としとして、13日夜に無料ライブを開催。終盤にアンコールとして、長崎市の山王神社にある被爆クスノキをモチーフにした「クスノキ」を歌った。

 福山さんは「被団協がノーベル平和賞を受賞したニュースを、この長崎で聞いた。大きな意味がある」と客席に語りかけた。

 「クスノキ」は、原爆の熱線で焼かれ枯死寸前となりながら、再び芽吹き、よみがえった木をテーマに「生きとし生ける命が平等に生きられることを願ってつくった曲」という。(寿柳聡)

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