子どもが馬にまたがり参道を疾走。愛媛県今治市の菊間地域に伝わる伝統行事「お供馬」が20日に行われ、見事な手綱さばきに見物客から歓声が上がりました。
黄色いハチマキを頭に締めた子どもが馬にまたがり疾走。j神社の参道に沿うように設けられた柵の外では大勢の見物客が、その瞬間を写真に収めようとしています。
「お供馬」は子どもたちによる馬の勇壮な走り込みで知られる県の無形民俗文化財。600年以上受け継がれる伝統行事で、今治市菊間町の加茂神社で開かれました。
今回は9月から練習を重ねた「乗り子」と呼ばれる5歳から15歳の11人の子どもたちが、境内の参道馬場約300メートルを一気に駆け上がりました。
松山からの見物男性:
「やっぱり迫力がすごいですよね。テレビで見るのと実際見るのとスピード感があってすごいいいなって。どこのおまつりも人数が減って地元の方は大変だなと思うんですけどずっと残していってほしいんですよね」
神社には近い将来、お供馬への出場を目指す地元の母子の姿も。
母親:
「この子たちのおじいちゃんが馬をずっと飼っている。小学生になって走れる年になったら、乗らせてもらおうかなと思ってます」
勇ましい掛け声と見事な手綱さばき。そのりりしい姿に観客は大きな声援と拍手を送っていました。
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