俳優の高倉健さんが亡くなって10年となった10日、出身地の福岡県中間市で法要が行われ、遺作の映画「あなたへ」の鑑賞会が開かれた。「優しさが役に表れていた」と、集まったファンらは、日本映画史に残る国民的大スターの生きざまに思いをはせた。
高倉さんの記念碑が立つ同市の正覚寺での法要には親族ら約50人が参列。祭壇には写真やゆかりの品が飾られ、妹の森敏子さん(89)が「(10年は)あっという間だった。毎日のように電話してきてくれた優しい兄だった」としのんだ。
鑑賞会は市婦人会が主催。代表作で撮影を担った木村大作さんが思い出話を披露し「健さんに出会わなかったら今の人生はなかった」と話した。(共同通信)
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