地球温暖化の原因となる温室効果ガスの意外な発生源に「牛のげっぷ」があげられます。牛のげっぷに多く含まれる「メタン」は、CO2の25倍も空気を暖める働きがあります。牛は世界に15億頭もいるため、牛から出たげっぷに含まれるメタンだけで、世界の温室効果ガスの4~5%を占めると言われています。たかが牛のげっぷと侮ることのできない、大きな問題です。
しかし対策もあります。注目されているのは、日本周辺を含む太平洋海域に分布する紅藻(こうそう)類の一種の「カギケノリ」の効能です。海外の研究では、牛に食べさせる飼料にカゲキノリを混ぜると、メタンの発生が9割以上減るという結果が報告されています。そのため、カギケノリの養殖を確立すべく、多くの企業や研究機関が研究を進めています。
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