将棋の藤井聡太王将(22)への挑戦権を争うALSOK杯第74期王将戦リーグ(毎日新聞社・スポーツニッポン新聞社主催、ALSOK特別協賛)の対局が14日、東京都渋谷区の将棋会館で指され、永瀬拓矢九段(32)が羽生善治九段(54)に100手で勝って首位に並んだ。羽生九段は1勝4敗となり、リーグ陥落が決まった。20日に最終局3局が一斉に指される。挑戦権争いは、4勝1敗の永瀬九段と西田拓也五段(33)、3勝2敗の近藤誠也七段(28)の3人に絞られた。
最終局で首位の永瀬九段と西田五段の一方だけが勝つと、勝った棋士が挑戦者に決まる。2人とも勝った場合は両者の間で挑戦者を決めるプレーオフにもつれ込む。両者がそろって敗れると2敗で4人が並ぶが、プレーオフに進めるのは前期リーグ3位の永瀬九段と4位の近藤七段の2人で、前期リーグ不参加の広瀬章人九段(37)と西田五段は涙をのむ。【丸山進】
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