アメリカ・ハリウッドで、是枝裕和監督らが参加し日本の映像作品をPRするイベントが開かれました。
アメリカ・ロサンゼルスのハリウッドで13日、JETRO=日本貿易振興機構がハリウッドの業界関係者を招き、日本の映像業界とのつながりを強めるためにイベントを開催しました。
イベントに参加したアメリカの大手エージェントと契約して活動する俳優の笠松将さんは、「僕らが今いる時代は、第2第3の言語が認められつつある。その中で言語の壁はもちろんあるが、それよりも自分の一番大切なもの、例えば僕だったらお芝居とか、そういうものにしっかり向き合った結果、言語の壁は意外と簡単に超えられるんじゃないかと信じている」と語りました。
「幽☆遊☆白書」の実写作品を手がける月川翔監督は、「日本には傑作の漫画や小説などがたくさんあり、日本のプロダクションだけではどうしても実現できなかったことがいっぱいあったが、ロサンゼルスの映画人たちと一緒に日本の作品を世界に送り届けたい」と語りました。
また、カンヌ国際映画祭で最高賞パルムドールを受賞した映画「万引き家族」などを手掛ける是枝裕和監督は、「映画に限って言えば、日本から次にどんな新しい作家が出てくるのかと、すごく期待を持って待ってもらえていると感じる」と語りました。
2024年のアカデミー賞では宮﨑駿監督の映画「君たちはどう生きるか」と山崎貴監督の「ゴジラ-1.0」がダブル受賞を果たし、エミー賞では、真田広之さんがプロデュースし、主演を務めた「SHOGUN将軍」が歴代最多受賞をするなど日本作品への注目と期待が高まっています。
JETROロサンゼルスの津脇慈子次長は「エンタメ産業は他の産業とは違う特殊な産業だが、次の日本の成長戦略としてしっかりと後押しすることが非常に重要」と語りました。
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