挑戦者の牛栄子四段(左)を3勝2敗で降して5連覇を果たした藤沢里菜女流本因坊=東京都千代田区の日本棋院で11月15日、武内亮撮影

 囲碁の第43期女流本因坊戦五番勝負(共同通信社主催)の第5局が15日、東京都千代田区の日本棋院で打たれ、藤沢里菜女流本因坊(26)が挑戦者の牛栄子四段(25)に222手で白番中押し勝ちし、3勝2敗で5連覇(通算8期)を達成するとともに名誉称号の資格を得た。牛四段は女流本因坊位の初獲得は果たせなかった。

 終局後、藤沢女流本因坊は「第3、4局に連敗したが、第5局に向けて気持ちを切り替えて準備できたのがよかった。5連覇できてうれしく思う」と話した。

藤沢里菜女流本因坊

 藤沢女流本因坊の名誉称号の獲得は、女流立葵杯、女流名人と合わせて三つ目となる。【武内亮】

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