プロ野球の東京ヤクルトスワローズ選手、監督として幾度もの優勝を経験した解説者の真中満が、現在はバラエティー番組で奮闘中だ。有料チャンネル「スポーツライブ+」で不定期放送する「真中満が行く!」に出演。全国の球場や、観光地を含む周辺施設を訪ね歩く、自身にとって初めての「街ロケ」に挑んでいる。
真中は1993年からヤクルトでプレー。引退後はコーチ、監督として、2017年までユニホームを着続けた。かつては試合のため全国各地を巡ったが、観光には強い関心がなかったそう。毎年のキャンプで「沖縄には何度も行っていましたが、首里城に足を運んだことが一度もなかった。でも、ロケでいろいろな施設を巡って、これは面白いなと思いました」。そう「発見」したという。
ある球場を訪ねた時は「夏の時期で、湿度が高くて汗だくになった。ロケ番組のタレントは楽しそうと思っていましたが、本当はしんどいんだとよく分かりました」。胸に留めるのは、スタッフから教えられた「撮影するカメラは、視聴者の皆さんだと思って話す」ということ。連日、米大リーグの大谷翔平選手の報道が続いているが、「僕は日本プロ野球の出身です。その楽しさ、面白さを、皆さんに伝えたいです」。そう意気込みを語った。
「真中満が行く!」は29日午後0時15分の回で、横浜DeNAベイスターズの本拠地、横浜スタジアムを訪ねる模様を放送する。フジテレビONE「プロ野球ニュース」にも水曜MCで出演中。【屋代尚則】
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