優れた芸術家に贈られる第35回高松宮殿下記念世界文化賞(日本美術協会主催)に決まった建築家の坂茂さん(67)らが18日、東京都内で記者会見した。建築部門で選ばれた坂さんは「小澤征爾さんや三宅一生さんら尊敬するアーティストたちが過去に受賞した賞を頂くのはこれ以上ない名誉だ」と喜んだ。一方で、戦地や被災地での支援活動に触れ、「単に美しい作品をつくることだけではなく、支援や提案をすることも建築家の使命だ」と述べた。
演劇・映像部門で選ばれた映画監督のアン・リーさん(70)は「演劇は神殿のようなものであるのに対し、映画は人生を鏡に映し出し、真実に触れたいと願う儀式」と述べた。(共同通信)
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