将棋日本シリーズJTプロ公式戦で5年ぶり4度目の優勝を果たし、JT杯を贈られてガッツポーズする渡辺明九段=東京都江東区で2024年11月24日、丸山進撮影

 第45回将棋日本シリーズJTプロ公式戦(JT協賛)の決勝が24日、東京都江東区で指され、渡辺明九段(40)が広瀬章人九段(37)に106手で勝ち、5年ぶり4度目の優勝を果たした。番勝負のない「一般棋戦」での優勝も5年ぶりの渡辺九段は「タイトル戦以上にチャンスもなかったので、目に見える結果が久しぶりに出たのはうれしい。今年はケガするなどいいことがなかったので、最後にいいことがあってよかった」と喜びを語った。

 JTプロ公式戦は、タイトル保持者と前年獲得賞金額上位者の計12人で争う早指し棋戦。前回覇者の藤井聡太名人(22)は準決勝で広瀬九段に敗れた。【丸山進】

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