俳優の岩城滉一さん、宮崎美子さんが映画『ラストターン 福山健二71歳、二度目の青春』の報知映画賞特選試写会舞台挨拶に登場しました。
岩城さんの28年ぶりの主演映画となる本作は、認知症の妻を看取り、自分の最期を意識し始めた71歳の主人公が、一歩を踏み出して様々な人と交流し "自分の人生はいまこの瞬間も輝いている" と気づく、希望の物語です。
ホワイトジーンズ姿で登場した岩城さんは、映画について ”基本的には映画と同じような生活をしている。ただ女房は死んでいない。" と笑わせながら ”自分の日常と違う感じがしないので、多分大丈夫だと思います。" と映画に自信を見せました。
出演が決まった時の周りの反応を岩城さんは "「えっ」ていう人もいるし。女房は「歳に合った映画なんじゃないの」っていう意見で「無理しないで出来るのが良いんじゃないか」と言ってくれました" と明かし、"「そのまま出て行って今の自分を見せればいいだけだ」と思って受けました。女房も楽しみにしています" と笑顔を見せました。
今回初めて岩城さんと夫婦役で共演した宮崎さんは、岩城さんについて "ずっとカッコいい方なので、疲れちゃってくたびれている役をどんなふうにされるのか、ドキドキしながら楽しみにしていました。けど、自然体とおっしゃった通りそのままでした" と印象を語りました。
そんな宮崎さんについて岩城さんは "宮崎さん自身が、女房の雰囲気に凄く似ているんで、気を遣わずに普通にできてよかった" と語ると、宮崎さんは "日記に書いておきます" と喜びました。
映画では料理をするシーンも登場。撮影を終えて岩城さんは心境に変化があったと話し "この映画をやってから「(料理する)女房、大変なのかな」って思って、春巻きを作りました"と明かし、"男が料理することは恥ずかしいことじゃない。この映画を見てそういう風に思ってくれたらいい。男性の方はね、本当に女房に逝かれると厳しい。奥さん、大事にした方がいいですよ" と会場に集まった男性陣に呼びかけました。
【担当:芸能情報ステーション】
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