県内を中心に活動する男声合唱団「ゴールデンエイジふくい」が、5月12日に開催する大舞台に向けて練習が大詰めを迎えています。練習の様子を取材しました。
県立音楽堂「ハーモニーホールふくい」の一室に続々と集まってくる、シニアの男性たち。力強いハーモニーを響かせるのは、平均年齢76歳の男性合唱団「ゴールデンエイジふくい」です。
北陸新幹線の福井県内開業を記念した初の北陸3県合同コンサートを控えていて、練習が大詰めを迎えています。コンサートを企画したのは、団長の斉藤厚一さん(86)です。
ゴールデンエイジふくい・斉藤厚一団長(86):
「新幹線が金沢まで来た時に富山で同じことをやってるんですよ。僕たちは呼ばれなかった。新幹線が来てないので(笑)それで福井に新幹線が来たらやらなあかんなと思ってまして」
斉藤さんは2023年1月ごろから石川、富山、福井で活動する男声合唱団に声をかけ始め、2006年の創立以来初めて3県合同での開催が実現しました。地元で開催する大規模な合同コンサートとあって、練習にも熱が入ります。
最年長の高橋利禎さん(90):
「90歳になるから今年で引退。最後のステージなので良い記念になる。一生懸命歌いたい」
角谷隆司さん(89):
「たくさんの方が見に来られるので、男性の歌声をみんなに聞いてもらって改めて合唱団の良さをご理解してもらえたら」
当日は6団体が一堂に集まり、歌声を披露します。コンサートでは団体ごとに歌声を披露するほか、オープニングとエンディングの2曲は約160人の大人数でハーモニーを奏でます。
指揮者・田中幸一さん(84):
「生き生きとしている男性の生き様を見てもらいたいし、歌詞が重要な意味を持つので、歌詞を通して歌の心を届けたい」
ゴールデンエイジふくい・斉藤厚一団長(86):
「男性合唱でコンサートができるのは県内で2団体しかなく、なかなか聞けるチャンスがない。これをきっかけに合唱を始める人が増えて(男性合唱が)盛んになってくれたらいいと思う」
「北陸新幹線開業記念男性合唱フェスティバル」は12日に県立音楽堂「ハーモニーホールふくい」大ホールで開催されます。
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