囲碁名人戦挑戦者決定リーグ戦(朝日新聞社主催)は2日、許家元(きょ・かげん)九段が富士田明彦七段を破り、スコアを4勝2敗に伸ばして単独3位に浮上した。富士田は3勝3敗の五分に後退した。
ともに3勝2敗で迎えた一戦。両者とも勝てば挑戦者争いに残るが、負ければ厳しい残留争いに巻き込まれること必至のカードは、故高林拓二七段門下の同門対決。軍配は弟弟子の許に上がり、全勝の一力遼棋聖(5勝0敗)、余正麒八段(4勝0敗)のふたりに距離を空けられながらも挑戦の目を残した。6月、一力と対戦する。挑戦権獲得には勝つしかない。
富士田に挑戦の目はなくなり、リーグ残留をかけて7月に井山裕太王座(2勝2敗)、8月に一力に挑む。
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