2024年で開館33年を迎える高知市の坂本龍馬記念館で、学芸員の選りすぐりの資料を展示する企画展が開かれています。

「朝」と「夕」と漢字で書かれそれぞれ対比してモーニングとイブニングの文字が。
これは海援隊士たちの英語のテキストです。

和英通韻以呂波便覧

県立坂本龍馬記念館で開催中の企画展「龍馬記念館の蔵出し-学芸員セレクション-」
龍馬記念館は坂本龍馬や龍馬と親しかった人物の資料など、2200点あまりの資料を収蔵しています。その中から学芸員4人がこれまで展示機会の少なかったものや、初展示の資料などおよそ30点を厳選し紹介しています。

こちらは初展示の資料「時勢録」です。去年(2023年)龍馬記念館が購入したもので幕末の土佐藩の動向を中心に書かれている書物です。

このページには尊王攘夷派が初めて幕府に対して武装蜂起した天誅組の変についての記載があり、土佐藩士の吉村虎太郎や那須信吾の名前見られます。ほかにも龍馬の3歳上の姉・乙女が締めていた帯など書物以外の資料も展示されています。

神奈川から:
「見れないような手紙とかその周辺の物が見れておもしろかったです。龍馬とは関係のないような感じの人たちの物も全部入っているので、その周辺の事情が分かるから興味深いと思いました」

県立坂本龍馬記念館 学芸員 上村香乃さん:
「展示資料には書状や絵画のほかに甲冑などもございます。そのような目で楽しんで見てもらうものとあとはじっくり読み込んでもらうものこういった2つの視点から楽しんでいただければと思います」

「龍馬記念館の蔵出し-学芸員セレクション-」は6月25日まで開かれています。

※この企画展の関連イベントとして6月15日には、中岡慎太郎記念館の学芸員を招いた記念講演会があります。申し込み方法やこのほかの関連イベントについては、龍馬記念館のホームページをご覧ください。

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