国内最大級の模型の見本市「静岡ホビーショー」が8日開幕しました。プラモデルの海外需要が高まるなか、新たなファン獲得に向けた商品も出ています。

約100社が出展

62回目を迎えた「静岡ホビーショー」。2024年は模型メーカーなどが約100社が出展しています。

「20世紀の名車ランキング」にも選ばれ 発売当時「宇宙船」とも呼ばれた名車のラジコンカーや、ウクライナに本社を置くメーカーが製造するプラモデルなど最新の商品が並んでいました。

初日の8日 会場には多くのバイヤーなどが訪れ、品定めをしながらもイベントを楽しんでいる様子でした。

来場者:
各社で技術を競っていいものを出す流れと、子供向けで作りやすいものを作る流れが両方あり、始めてプラモ作る人も楽しめるしエンドユーザーも楽しめるようなものがいっぱいあり、わくわくしながら見ています

来場者:
模型好きとしては「ここが日本の中心」みたいな感じがあるので、先行で新製品なども見れるので楽しみにしてきています

世界の模型首都から魅力発信

静岡から模型を世界へ発信しようと始まったこのイベント。
今年100周年を迎えた市内の模型メーカー青島文化教材社のブースでは、初めて製造・販売した木製の模型飛行機など、これまでの歴史を振り返る商品が展示されていました。

青島文化教材社・青嶋大輔 社長:
1924年の創業で今年100周年ですが、長年培った技術や伝統の集大成という形でいろいろな商品を展開しています

斉藤力公 記者:
こちらの商品は初心者でも取り組みやすいよう、塗装や接着剤が不要だということです

100周年を記念し、プラモデルの裾野を広げようと初心者でも取り組みやすい商品を展開し随時販売していく予定です。

青島文化教材社・青嶋大輔 社長:
このキットだけを買ってくれば家で簡単に作れる。小さな子供たちにこういうキットを触ってもらいたいと思いで開発しています

大人も子供も夢中になって楽しめる商品を。模型の世界首都・静岡から魅力の発信が続けられています。

2024年は2023年より10社ほど多く出店しているそうです。

静岡ホビーショーは11日と12日に一般公開日を設けていますが、すでに定員に達しているため受付を終了したということです。

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