俳優の吉田羊さん、飯豊まりえさん、牧島輝さん、大鶴佐助さん、広岡由里子さん、吉田栄作さんが、PARCO PRODUCE 2024「ハムレットQ1」の初日前会見に登場しました。
シェイクスピアの四大悲劇の一つに数えられる「ハムレット」の3種類の原本の中で戯曲の原型とも言われているQ1版。現在、普及しているハムレットの戯曲に比べ、約半分の行数で構成されており、畳みかけるように展開される疾走感のあるドラマが魅力になっています。
主人公のハムレットを演じる羊さんは、“見ていただけるというワクワク感と、できれば、あと一か月稽古したいという複雑な思いで立っています”と率直な思いを明かしつつ、“ハムレットに関しては、シェイクスピアが彼に託した膨大な独白が魅力。一つ一つお客様に語り掛けながら紡いでまいりますので、お客さんにも受け取っていただいて、共犯関係を結んでいただいて、復讐劇を最後まで見届けていただけたら”と呼びかけました。
栄作さんは、本作のみどころについて、“とあるシーンで「吉田×吉田対決」がある。羊さんとは初共演なので、全体的にも「吉田×吉田対決」は見どころ”と笑顔を見せ、稽古の様子について、“主演で座長の羊さんのガッツの一言に尽きる。共演者もその姿を見ながら積み上げてきた”と振り返りました。
今回の演出も務めている森新太郎さんとのタッグになった「ジュリアス・シーザー」に引き続き、羊さんは男性役を演じます。
男役を演じることに、羊さんは、“男役を意識した役作りはしておらず、声を低く発声することは意識しています。私よりも牧島さんとかが、私の体に触れるお芝居があるのでそれは少し遠慮させてしまうかなっていう心配があります”と不安を口にしましたが、“女性である私が演じるからこそ、女性としての身体機能だからこそ、逆手に取った演出があるので、そこを楽しんでもらえれば”とアピールしました。
また、SNSで苦労していると語っていた「殺陣」については、“普段、殺陣をやって生きていないので、身体ができていない。なので、栄作さんが身体を鍛えているので、股関節の鍛え方を稽古場で伝授していただきまして、本番に臨むつもりです。昨日の舞台稽古で、(演出の)森さんから「だいぶ様になってきた」とお言葉を頂きましたので、精度を上げたい”と意気込みを語りました。
【担当:芸能情報ステーション】
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