歌手のCoccoさんが自身のインスタグラムを更新。
息子さんが「悪性リンパ腫の診断」を受けていたこと。「現在、寛解といえる状態まで回復」することができたことを明かしました。

Coccoさんは「昨年春に悪性リンパ腫の診断を受けた息子が、現在、寛解といえる状態まで回復することができました。」と、インスタグラムに投稿。

続けて「思うような検査結果がなかなか得られず、入退院と通院をくりかえしたこの一年余の日々は、とても言葉では言い表せられないものだったけれど、その中でも、いつかみんなに伝えたいと願う思いがあったので、ここに残しておきます。」と、記しました。

そして「子供に何かあった時、親は自分を責めます。自分の落ち度や無関係な過ちまで徹底的に責めてしまいます。救いを求めて本を開けば、自責の念に拍車をかける因果応報が説かれていたりします。子供に代わって病気を引き受けることもできない自分を責める日々が続きます。」と、綴りました。

Coccoさんは「でも今回のことで、誰のせいでも何のせいでもないことが起こることもある、と知りました。」と、記すと「私たちはどうしても理由や原因を欲しがってしまうけれど、時に答えもない出来事が起こってしまうことがある、ということ。どうしようもない怒りを、誰かや何かにぶつけることもできない、得体の知れない出来事が起こってしまうこともある、ということです。」と、綴りました。

更に、Coccoさんは「もしも今、そんな出来事に困惑し自分を責めている人がいたら、それは誰のせいでも何のせいでもない、と伝えたいです。」と、投稿。

そして「全てを、自分を責める理由にしてはいけない。」「どうか、自分を責めることに力を注がないでほしい。」「どうか、自分の胸にやさしく手を当てて、ゆっくり呼吸をしてほしい。」「心から、これがあなたに届くことを願っています。」と、呼びかけました。

続けて「この一年を振り返って、病気と戦った息子本人が 1 番大変だったはずで、 私はただ見守ることしかできなかった立場だけれど、思うよりずっと自分も疲れていることに気がつきました。 長かったライブツアーやレコーディングをどんなふうに笑って乗り切って来たのか、まだ冷静に思い出せないぐらいずっと気を張っていたように思います。 」と、投稿。

そして「きっと少し前だったら、大丈夫このままえいえいおー!さあ、次へ! なんて言って無茶をしたと思うんだけど、もうここまで自分と付き合ってきて、自分を理解しているから、 今、大丈夫なふりをしたら元に戻るのに大変な時間がかかるだろう、と これ以上無理にがんばることを、とりあえずやめようと思いました。」と、明かしました。

Coccoさんは「『大丈夫』が、どこまでなのか」「『楽しい』は、どういうことなのか」と、綴ると「大丈夫を重ねすぎてしまったし 楽しいを努力しすぎてしまった気がしています。喜んでもらえるから笑うのではなく 楽しいから笑うという素直な感覚を 少しずつ思い出していきたいです。」と、記しました。

続けて「これからも息子には経過観察と検査が続きますが やっと戻りつつある何気ない日常に感謝しながら 親子共々ゆっくりと、それぞれの明日に向かって 前に進んでいきたいと思っています。」と、綴りました。

更に、Coccoさんは「心がちゃんと休まること」「心がちゃんと喜ぶこと」「心から本当に望むことは何か」と、綴ると「人生の折り返し地点に来て、荒れに荒れた春を過ぎた今、自分の心と向き合う良い機会だと捉えています。」「アルバム『ビアトリス』の中にも、まだ自分が気付いていない答えがたくさんあるのかもしれない。いつものように歌に導かれて、歌から学んで、習って、身を任せれば、必ず道は見えてくるから」「よんなーよんなー/ゆっくりゆっくり」「まずは自分が疲れていることに自分でちゃんと気付くことができて、よかったです。」と、投稿。

そして「みんなが自分を大切に、慈しんで毎日を過ごせますように。みんなの健康と変わらない日常を願って。いつも本当にありがとう。心疲れしやすい時節柄、どうぞご自愛ください」「世界中の親と子に愛を込めて Love from c.x」と、その思いを明かしています。


【担当:芸能情報ステーション】

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