120年ぶりの大改修が行われている、奈良・興福寺の五重塔。
塔全体に覆いを設置する作業が、16日公開されました。

およそ50メートルの高さを誇る、国宝・「興福寺の五重塔」。
作業員らが設置している「素屋根」は、工事中に雨風にさらされないよう塔を守る、覆いです。

興福寺の五重塔は、およそ1300年前につくられたとされていますが、何度も焼失し、今の塔は6代目。

全体的に劣化してきたため、明治以来、120年ぶりとなる大規模な修理工事で、瓦屋根の葺き替えや漆喰壁の塗り直しを行います。

塔は、全体が「素屋根」で覆われるため、来年の3月からは6年ほど姿が見られなくなるのです。

【訪れた人】「大きいねえ、改めて見ると。(6年後)まだ生きてるやろそのときが楽しみやね」

【訪れた人】「ちょっと寂しいけど、この先ずっと伝えていくんですから、ある意味仕方ないですね」

2031年には素屋根が外され、奈良の景色に「五重塔」が戻ってくる予定です。

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