北海道紋別市のホテルオホーツクパレスで始まった第82期名人戦七番勝負の第5局2日目午前のおやつで、藤井聡太名人(21)は「アザラシのお昼寝シフォン」を注文した。藤井名人は、第5局の対局前日にアザラシと交流しており、SNS(ネット交流サービス)では「かわいい」などと話題だ。
提供しているは「レストラン マリーナ」。同ホテルの常務、阿墨智史さん(44)によると、青い皿はオホーツク海、生クリームのかかったシフォンケーキは流氷、そこに浮いているアザラシをイメージしてデザインされたという。米粉シフォンの中に北海道産クリームチーズと上品な朱鞠(しゅまり)あんが入っている。添えられたアザラシクッキーはごまが入っており、黒い斑点模様を表した。
25日には藤井名人と豊島将之九段(34)が「アザラシシーパラダイス」を訪れ、アザラシの「日和」に餌やりや記念撮影をしていたこともあり、SNSでは「アザラシきた!」「癒やされたかな~」などの反応も見られた。
阿墨さんは「選んで頂いて光栄。紋別市を盛り上げるきっかけになったと思う。藤井名人だけでなく、より多くのお客様に召し上がって頂きたい」と話し、「良い対局をして頂きたい」とエールを送った。
シフォン(税込み950円)は来年3月まで同レストランで提供される。アザラシのごまクッキー(同800円)も数量限定で不定期で販売される。27日はなくなり次第終了となる。問い合わせは同ホテル(0158・26・3600)。【的野暁】
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