林官房長官は27日深夜に臨時記者会見を開き、北朝鮮による弾道ミサイル技術を使用したとケット発射について「北朝鮮は本日、北朝鮮北西部沿岸地域の東倉里地区から、衛星打ち上げを目的とする弾道ミサイル技術を使用した発射を強行したが黄海上空で消失し、宇宙空間への何らかの物体の投入はされていないものと推定をしている」と語った。
その上で「岸田総理には本件について直ちに報告を行い、迅速・的確な情報提供安全確認等の指示があった。政府においては、北朝鮮情勢に関する官邸対策室において情報を集約するとともに、緊急参集チームを招集している。我が国への領域に落下する、または上空を通過する可能性があったことから、速やかにJアラートを活用して、国民への情報提供を行った。その後領域への落下や上空通過の可能性がないことが確認されたため、Jアラートによる避難の呼び掛けを解除した」と述べた。
また林長官は、「これまでの度重なる発射も含め、一連の北朝鮮の行動は、わが国地域、および国際社会の平和と安全を脅かすものだ。このような発射は関連する安保理決議に違反し、国民の安全に係る重大な問題だ。北朝鮮に対して北京の大使館ルートで厳重に抗議し強く非難した。政府としては、国連安保理の場を含め米国、韓国をはじめ、国際社会と緊密に連携して、国民の生命財産を守り抜くため、引き続き情報の収集、分析および警戒監視に全力を挙げていく」と強調した。
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