作家の乙武洋匡氏(48)が8日、東京都内で記者会見し、公職選挙法違反事件で有罪が確定した柿沢未途元衆院議員の辞職に伴う衆院東京15区補選(4月28日投開票)に無所属で立候補すると正式に表明した。乙武氏は「誰よりもサポートを受けることの重要性を実感してきた私だからこそ、政治によって人々をサポートしていきたい」と語った。
乙武氏は3月28日付で、地域政党「都民ファーストの会」が国政進出に向けて設立した政治団体「ファーストの会」の副代表に就任。都民フ特別顧問の小池百合子東京都知事は同29日の定例記者会見で、乙武氏擁立を明らかにした上で「しっかり応援していきたい」と話していた。自民党も相乗りして支援する意向を表明している。
乙武氏は東京都出身。先天性四肢切断の障害があり、「五体不満足」の著者として知られる。2022年の参院選では東京選挙区(改選数6)から無所属で出馬したが、落選した。【島袋太輔】
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