北朝鮮の軍事偵察衛星発射を受け、日本政府は、Jアラート(全国瞬時警報システム)を出し、一時、沖縄県を対象に避難を呼びかけた。

政府は、当初、日本の領域に落下するなどの可能性があったことから、27日午後10時46分にJアラートで、沖縄県を対象に避難を呼びかけたが、約20分後にあらためてJアラートを出し、「わが国には飛来しないものとみられる」として、呼びかけを解除した。

林官房長官「わが国、地域および国際社会の平和と安全を脅かすものだ。関連する安保理決議に違反し、国民の安全に関わる重大な問題だ」

政府は北朝鮮に対し、北京の大使館ルートを通じて厳重に抗議し、強く非難した。

また、木原防衛相は28日未明、記者団に対し「発射から数分後、黄海の上空で消失した」としたうえで、アメリカ・韓国とともに「詳細を分析している」と説明した。

そして、北朝鮮が「さらなる挑発行為に出る可能性はあると考えられる」と述べ、「警戒監視などに万全を期す」と強調した。

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