自民党千葉県連会長の桜田義孝元五輪相(衆院比例南関東)が、自身の政治資金パーティーを6月18日に東京都内で開く予定であることが28日分かった。派閥の裏金事件を受け、県連は2月の会合で今年の県連主催パーティーを見送ると決定した。議員個人のパーティー開催に制限はないものの、県連トップの桜田氏が開けば、県連方針との整合性が問われそうだ。

桜田氏は取材に、事務所を通じて文書で回答した。議員個人が独自に行うパーティーに関し、県連として「特段の意思決定は下していない」と主張した。自身が一議員としてパーティーを実施しても問題ないとの認識を示した。

パーティーの在り方について、政治資金規正法改正に関する議論が国会で始まっているとし「展開を注視している」とも回答した。

県連は2年ごとにパーティーを実施。今年は開催年に当たっていた。パーティー見送りの理由に関し「今後の党本部の議論、動きを見るため」などとしている。

政治資金パーティーを巡っては、開催禁止法案を国会提出した立憲民主党で、岡田克也幹事長ら執行部のパーティー開催予定が判明した。党内外から整合性が取れないとの批判を受け、中止とした。〔共同〕

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