水俣病被害者団体が伊藤環境相との懇談中に発言を遮られた問題で、環境省が7月10日と11日に、改めて懇談の場を設ける方向で最終調整していることが分かりました。鹿児島県長島町の獅子島も訪問する予定です。

この問題は5月1日に、熊本県水俣市で開かれた伊藤環境大臣と水俣病被害者団体との懇談の席で、環境省の職員が発言時間3分を超えた団体側のマイクをオフにして、発言を制止したものです。

伊藤環境相は改めて懇談の場を設けるとしていて、水俣病患者連合が28日、環境省と具体的な日程について協議した結果、7月10日と11日で調整が進められることになったということです。

懇談会には、長島町在住で水俣病被害者獅子島の会の滝下秀喜会長も参加していて、伊藤環境相は10日に獅子島を訪れる見通しです。

また、改めて開催される懇談の場について環境省からは「時間と人数は無制限で行う」との意向が示されているということです。

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