派閥の政治資金問題を受けて派閥の解散を決定している自民党の安倍派が、30日、派閥事務所にある神棚からの「魂抜き」と呼ばれる儀式を行った。

この儀式は神社の神主が神棚に宿る神様の魂を抜く儀式。場所や慣習によって異なるが、これにより、神棚を移すことが可能になるとされる。

式典には座長をつとめていた塩谷立議員や解散の手続きをする清算委員会メンバーの西村明宏議員と塩崎彰久議員の3人が参加。

終了後、塩谷氏が記者団の取材に応じ、「解散に向け、一つの区切りだ」と話し、今後は資料の撤去など事務的な作業が中心になると述べた。

一方、事務所のテナント契約は夏までだが、安倍派関係者によると、起訴されている松本事務局長の裁判が終わるまではテナント契約を延長し、事務所を存続させる可能性があるという。

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