タレントの清水国明さん(73)が30日、東京都庁で会見し、6月20日告示、7月7日投開票の都知事選に、自身が代表の政治団体「清水国明と東京都の安全な未来をつくる会」から出馬すると表明した。

◆「都政に大きな不満を持っているわけではない」

東京都知事選への立候補を表明した清水国明さん

 清水さんは福井県出身。1973年に原田伸郎さんとのフォークデュオ「あのねのね」でデビュー。95年の阪神大震災をきっかけに、被災地での支援活動を続けている。2014年10月に埼玉県所沢市の教育委員に就任し、5月30日付で辞職した。  会見では、避難先の確保など災害対策を政策の軸に掲げ、「東京都においては、このままの状態で災害が発生した場合に非常にたくさんの犠牲者が出てしまうのではないか。皆さんが安心して暮らせる東京を作りたい」と強調した。  現在2期目の小池百合子知事の評価については「私は自称だが自然派。樹木を切ったり公園の木や緑をなくしたりということに関してはネガティブというか、どうしてかな、という感情を持っている」と明かしつつ、「都政に大きな不満を持っているわけではない」とも述べた。

◆「鶴瓶に『何してまんねん』ってたぶん言われる」

 小池知事や、都知事選への出馬を表明した立憲民主党の蓮舫参院議員への印象を問われると「今朝のワイドショーとかを見てましても、小池さんと蓮舫さんのバトルのことばっかり。まったくそのバトルに参加するつもりはなくて、それぞれ頑張っていただきたい」と語った。  「あのねのね」の当初のメンバーで落語家の笑福亭鶴瓶さんから言葉はかけられたか、と問われると「今すごい大御所と言いますか、落語界でも重鎮。こういったことに巻き込むのは非常に心苦しくて。『何してまんねん』ってたぶん言われると思いますから。まだ鶴瓶には言ってないですけど、情報としては知ってると思います」と笑顔で話した。 

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。