政治資金規正法の改正を巡り、自民党は再修正案を示せず、31日に改めて与野党で協議することになりました。自民党が当初目指していた月内の衆院通過を断念した形です。

　与野党協議で自民党は、公明党や野党の意見を踏まえ、政策活動費の公開について「改善の余地がある」として法案の一部を再修正する考えを示していました。

　30日中に再修正案を各党に提示する予定でしたが、与党内の調整が難航し、31日に見送りとなりました。

　自民党が当初示した修正案について公明党の山口代表は「賛同できない」として政策活動費の明細の公表やパーティー券購入者の公開基準の5万円への引き下げなどさらなる修正を求めています。

　自民党幹部は「最後は総理の判断だ」と話していて、調整が続いています。

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