青森県の自衛隊基地で運用されている無人偵察機シーガーディアンが、海上自衛隊鹿屋航空基地での運用を見据え、6月7日に鹿児島県の鹿屋市上空を試験飛行する見通しであることがわかりました。
試験飛行が予定されているのは、青森県の八戸航空基地で運用されているアメリカ製の無人偵察機シーガーディアンです。
試験飛行は、シーガーディアンによる東シナ海での警戒監視活動を見据えて行われるもので、当初は2024年4月から実施される予定でした。
関係者によりますと、シーガーディアンは6月7日に青森県八戸市と鹿屋市を往復飛行するということで、その後は鹿屋航空基地を拠点に、東シナ海での試験飛行も行われる見通しだということです。
塩田知事は5月30日の議会後に報道陣の取材に応じ、5月27日、防衛省から「6月、試験飛行を行う」という連絡を受けたことを明らかにしました。
鹿児島県・塩田知事
「どういう飛行なのか、詳細の情報提供と、住民への安心安全に万全を期してほしいと、県としては再度要請したい」
鹿屋基地を巡っては、海洋進出を活発化させる中国軍の警戒監視を理由に、2023年11月までの1年間、アメリカ軍の無人偵察機が配備された経緯があります。
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