岡山県と岡山市の間で意見が食い違う県の施設維持に関する約4000万円の負担金について、市が支払いのために提案した補正予算案が、4月15日に可決されました。負担金の支払いは15日が期限となっていました。
(岡山市 大森雅夫市長)
「当該負担金の納期限は本日になっており、納付しない場合、あす(16日)から延滞金が発生する。無用な市民負担の発生を防止するため、不本意ながら一旦支払った上、協議を続ける」
岡山市の大森市長が15日に開かれた臨時市議会で提案理由を述べました。そして負担金4045万円を県に支払うために提案した補正予算案が可決されました。
この負担金は市内にある県総合グラウンドの2023年度の設備更新費用で、条例によって市も一部を負担するよう決められています。大森市長は負担の割合が50%と高く設定されているとして、割合の見直しを求めていました。今後は負担金の返還に向け、訴訟の提起を視野に県と協議を続ける考えです。
一方、市議の中からは、訴訟は可能な限り避けて解決を求めるなどとする意見があったことも報告されました。
岡山市の負担金の支払いが決まったことについて、岡山県の伊原木知事は、「今後については、必要に応じて事務レベルでの協議を継続するものと考えている」とコメントを発表しました。
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